
星躔のフラメント
「それはとある軌跡の星。これは、ぼくらが生まれてから死ぬまでの物語」
満天を埋め尽くす無数の星々。
在りし日の追憶。
消えた約束を探して、この思いを彼方の星まで。
――たとえ明日には消えてしまう輝きだとしても。
星の道を辿り、約束の記憶を想う。
大切なあなたに、どうか届きますように。
世界観
始まりに作られし世界、星祈幻神界エクセリア。
それは星のヴェールで編まれた世界、幻想郷。
そこの世界で、ある四人の神がいた。
それらは、後に「神祖」と呼ばれることになる──
廻星宇宙
無数の世界が存在する広大な───すなわち宇宙と呼ばれる空間の総称である。ロゴス・ノヴァ。
この宇宙には数え切れぬほどの世界が存在し、それぞれが独自の歴史と理を有している。
通常、世界に住む生命はこの宇宙の存在を認識することができず、自らの世界以外に別の世界があるとは知り得ない。
廻星宇宙に存在するすべての世界における定義・理・時空の流れ、さらには特異点の数や発生する現象を定めた存在が、神祖である。
ただし各世界の住人にとって、神祖という存在は一切知られることなく、その理は「初めからそこにあったもの」として受け止められている。
星祈幻神界エクセリア
かつて神祖が暮らしていたとされる世界。
広大な図書館のような内装に、それに覗くは星空。
神祖は皆、この世界で様々な世界の理を定めた。
この溢れんとばかりの白紙の本達を、世界の理で埋め尽くしたのだ。
用語集
神祖
アイオーン。宇宙と共に生まれた神々とされ、世界の始まりを見た。
星祈の幻界エクセリアにて座しており、決して人間では拝むことのない存在。
無理に存在を認識しようとすると無数の情報量により通常の生命は精神を狂わせてしまうもの。
この世界は、神祖達の決めた理によって成り立っているにすぎないのだ。
狂星
クレオーン。神祖の定めた理から逸脱した、神祖にとって“想定外の異例”。
世界の名を冠しており、宇宙規模の災厄を引き起こし、世界そのものを侵食・崩壊させる。
神祖にとっては「想定外から想定内へ正すべき対象」であり、警戒すべき脅威とされる。
想定外の異例である彼らは最も全ての生命にとって脅威であるとされている。
調停者
コネクター。調停者は、世界を渡る力を持ち、また世界を管理する役割も持つ。
星の囁きは幾多の世界をも廻り、世界の縁を結ぶ。
星穹の調停者は、楔の星を呼びし者。また、星の箱庭の管理者。
調停者は、世界で起きている現象の修復や切除、結びつきを行うもの。
観測者
ストーリーテラー。観測者は、世界を観測する者であり、築かれた物語を記録する役割も持つ。
星の煌きは世界を見つめ、無数の特異点を観測する。
天理の観測者は、宙にて全ての世界の万象を観測している存在。
観測者は、基本的には世界で起こっている出来事には干渉しないもの。